『フライヤーを配る文化~受けとる文化』

バンドのフライヤーって、毎日受付で配ってるんですが「あ、フライヤーは結構です」って断られることがしばしばあります。
もちろん受け取って貰っても終演後に置き去りにされてたりゴミ箱に捨ててあったりもしますが、少なからず演者が製作の時間を裂いて、内容を構成して印刷してライブハウスに届けてっていう労力だったり、ライブに足を運んで欲しいという願いだったり、印刷にかかるお金だったり、そういった事は考えないものでしょうか?
そんなアナログな考えは流行らないのか。
せめて1度は目を通して、家に持って帰ってから邪魔なら捨てろよ、と。
まぁ、捨てるのにもお金が発生するご時世。

もとよりこのスピリチュアルラウンジのスケジュールだって毎回締め切りに追われるように、ブッキングスケジュールだってまだ埋まっていないのに時間を裂いて作っております。
経費もバカにならない中で無理矢理続けているという事にもっと関心を寄せて欲しいという所が本心ではありますが、それでも毎回フライヤーが欲しいと言ってくれて持って行ってくれるお客様もたくさんいらっしゃって、キャッシャーやフロアに居ることも多い自分としてはやりがいを勝手に感じているのです。

昔話をすると、特に内容の無い、日記の様に日常を綴っただけの手書きのフライヤー、リハ後にコンビニでコピーして来て開場後受付で配るんですが、足りなくて貰えなかったお客さんから追加でコピーしてきて欲しいという要望でコンビニに走った事が何回もありました。

今はそういうのはSNSに役割を取って代わられているのでしょうが、なんか嬉しかった記憶が時々戻って来ます。
最近でもモヨコやhashiru.といった若いバンドがそんなフライヤーを作っていて気持ちがほっこりした。
やはり基本はアナログでDIYな所が好きなんだなと、こういうことで再認識させられます。

スマホの中の情報も良いけど、実際にフライヤー1枚1枚、目を通してみませんか?

TEXT 店長 新保